MacBook Air M3などでAI作業中に「メモリ不足」のエラーに悩まされた経験はありませんか?私も、ポータブルなノートPCでAI作業をしようとするたびに、その限界に直面してきました。しかし、ASUS ROG Zephyrus G14 (2024)に出会って、その考えが変わりました。この小さく軽量なノートPCが、果たしてAI作業に必要な十分な性能を提供できるのでしょうか?実際に使ってみて感じたことを正直にお伝えします。
ポータブルAIワークステーション?主要スペックをチェック
まず、Zephyrus G14 (2024)の主要スペックから見ていきましょう。この小さな筐体にどのようなパワーが秘められているのか、一目でわかるようにまとめました。
| カテゴリー | 詳細スペック |
|---|---|
| プロセッサー | AMD Ryzen AI 9 HX 370 (12コア, 24スレッド) with NPU |
| グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop (8GB GDDR6 VRAM) |
| メモリ | 32GB LPDDR5X (オンボード) |
| ストレージ | 1TB PCIe 4.0 NVMe SSD |
| ディスプレイ | 14インチ ROG Nebula OLED, 2.8K (2880 x 1800), 120Hz, G-Sync |
| バッテリー | 73Whr |
| 重量 | 約 1.5 kg (3.31 lbs) |
| オペレーティングシステム | Windows 11 Home/Pro |
Zephyrus G14 (2024)のメリット・デメリット
実際に使ってみて感じた良い点、惜しい点を忖度なくお話しします。
- メリット:
- 圧倒的な携帯性: RTX 4070搭載のノートPCとしては信じられないほどの軽さ(1.5kg)です。カバンに入れて持ち運ぶのに全く負担を感じません。
- 驚異的なOLEDディスプレイ: 2.8K解像度と120Hzのリフレッシュレートを持つOLEDパネルは、色再現性と没入感の両方で最高レベルです。AIモデルの生成結果を確認したり、動画編集をしたりする際に非常に満足できました。
- パワフルなAI演算能力: RTX 4070とAMD Ryzen AI 9 HX 370のNPUの組み合わせは、Stable DiffusionやローカルLLMの動作で優れた性能を発揮します。特にNPUはWindows Studio EffectsやCopilotなどの機能をスムーズに処理してくれます。
- 洗練されたデザイン: シンプルでありながらスタイリッシュなフルアルミニウムユニボディデザインは、ゲーミングノートPCとは思えないほど美しいです。
- デメリット:
- VRAM容量の物足りなさ: RTX 4070の8GB VRAMは、Stable Diffusion XLでバッチサイズを増やしたり、より大きなローカルLLMを動かそうとすると、明確に限界が見えてきます。「もう少しあれば」と感じることが何度もありました。
- メモリのアップグレード不可: 32GB LPDDR5Xは十分な容量ですが、オンボードタイプのため将来的に増設できない点は、長期的な視点で見ると残念です。
- 高負荷時の発熱と騒音: スリムなボディに高性能パーツを詰め込んでいるため、フルロード時には発熱とファンノイズは避けられません。長時間の高負荷作業では、外部モニターと冷却パッドを併用した方が良いと感じました。
AI性能、使って実感したこと
皆さんが最も気になるであろうAI性能について、詳しくお話しします。私は主にStable Diffusion、ローカルLLM(Llama 3 8B)、そして簡単なPythonの機械学習モデルの学習に活用しました。
Stable Diffusion (SDXL基準):
主にSDXLを利用していますが、RTX 4070 8GB VRAMでは、1024×1024の解像度で画像1枚あたり約4〜5秒程度で生成できました。ポータブルPCとしては比較的速いですが、バッチサイズを4以上に増やしたり、複雑なLoRAを複数適用したりすると、VRAM不足の警告が出たり、速度が著しく低下する経験をしました。カジュアルな画像生成やアイデアスケッチ用途には素晴らしいですが、大量生成や複雑なファインチューニングには限界があると感じました。
ローカルLLMの動作:
32GBのRAMとRTX 4070の組み合わせは、Llama 3 8Bのような7B-13BパラメータのモデルをQ4_K_M量子化状態で動かすのに全く問題ありませんでした。トークン生成速度も非常に満足のいくもので、簡単な質疑応答やコード生成の補助用途であれば、デスクトップに劣らないパフォーマンスでした。ただし、70B以上の大規模モデルは、RAMとVRAMの限界により、CPUオフロードなしでは厳しいという印象を受けました。
Python機械学習の学習:
TensorFlowやPyTorchを用いた小規模なデータセットの学習では快適でした。特にKaggleデータセットを活用した実験やチュートリアルの学習には不足はありませんでした。しかし、大規模な画像データセットを用いたモデル学習や転移学習の際には、やはりVRAMの圧迫を感じました。ポータブルノートPCであることを考慮すれば十分な性能ですが、本格的な研究用途にはやや物足りないかもしれません。
AMD NPUの活用:
Ryzen AI 9 HX 370に内蔵されたNPUは、まだMLフレームワークとの直接的な連携よりも、Windows CopilotやビデオエフェクトなどのシステムレベルのAI機能でその真価を発揮します。バックグラウンドでAI機能を実行する際にCPUやGPUの負荷を軽減してくれるため、システム全体の応答性が良好でした。将来的にはNPUの活用度がさらに高まることを期待しています。
結論: Zephyrus G14 (2024)は買うべきか?正直な提案
私が実際に使ってみた2024年版ASUS ROG Zephyrus G14は、間違いなく魅力的なノートPCです。しかし、すべての人にとって完璧な選択肢というわけではありません。
こんな方に強くお勧めします:
- 頻繁な移動が必要なAI開発者/アーティスト: カフェや外出先で気軽にAI作業をしたい方にとって、これ以上の選択肢はなかなか見つからないでしょう。美しいディスプレイで生成結果の確認も容易です。
- ゲームとAIワークロードを両立したいユーザー: 仕事終わりにゲームも楽しみつつ、週末にはAIプロジェクトを進めたい方には最高のバランスを提供します。
- デザイン性と携帯性を妥協したくないテックプロフェッショナル: 美しいデザインと携帯性を備えながら、並のデスクトップに匹敵する性能を求める方なら満足することでしょう。
こんな方はもう一度検討してください:
- 大容量VRAMが必須なAI研究者/専門家: 8GB VRAMには限界があります。Stable Diffusion XLの大量生成や大規模ディープラーニングモデルの学習が主な業務であれば、RTX 4080/4090搭載のより大型のワークステーション級ノートPCやデスクトップGPUを検討する方が良いでしょう。
- 予算が非常に限られているユーザー: Zephyrus G14はプレミアムラインナップのため価格帯は高めです。AI学習用途でコストパフォーマンスを最優先するなら、デスクトップPCの自作の方が良い選択肢となるかもしれません。
結論として、ASUS ROG Zephyrus G14 (2024)は、「携帯性の高いAI作業環境」というニーズを完璧に満たしてくれるノートPCだと感じました。VRAMの限界という惜しい点はあるものの、これほどの携帯性と作り込みで、これだけのAI性能を詰め込んだ点は称賛に値します。あなたのワークフローにおいて携帯性が大きな要素を占めるのであれば、このノートPCはあなたの期待を超えるはずです。
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